一般公開
6月16日(土)、東京都立葛飾ろう学校のオープンスクール一般公開<午前の部>に行ってきました。
理由は、趣味の手話をより理解するためです。
ろう学校とは、聴覚に障害のある子供が通う学校です。
この学校は、幼稚部・小学部・中学部・高等部普通科・高等部専攻科があり、幼児・児童・生徒を合わせて約200人が通っているそうです。
時程
9:20~9:50 全体会 … 校長挨拶、学校概要説明
9:55~11:45 授業参観
教育環境がとても整っていました。
教室の座席は、黒板に向かって馬蹄形に配置されていました。また、電子黒板が設置されている教室もありました。
授業では音声・手話・視覚提示装置などの多様なコミュニケーション手段で行われていました。
また、各教室で授業を受ける生徒の数は、個別、数人と先生との距離がとても近い環境です。
チャイムではなく授業灯(&ブザー)
授業の開始・終了時に点灯します。
廊下には、安全のための鏡が設置され、衝突防止対策になっています。
また、同じフロアに、中学部・高等部があるのも不思議な感じです。
不思議とは、自分が経験したことがないので、どんな雰囲気なのか想像できないという意味です。
機械系、デザイン系、商業・情報系、アパレル系、食べ物系の専門性向上を目指す学習が行われており、近い将来、ろう学校を卒業された人が色々な分野で活躍される日がやって来ると思いました。
什の掟
個人的に興味をもったのが、ある教室内に掲示されていた会津「什の掟」です。
一、年長者(としうえのひと)の言ふことに背いてはなりませぬ
二、年長者にはお辞儀をしなければなりませぬ
三、嘘言(うそ)を言ふことはなりませぬ
四、卑怯な振舞をしてはなりませぬ
五、弱い者をいぢめてはなりませぬ
六、戸外で物を食べてはなりませぬ
七、戸外で婦人(おんな)と言葉を交へてはなりませぬ
ならぬことはならぬものです
ただ、六と七は「なぜ?」と疑問に感じたのと、一は全て肯定するのはリスクあるな、二も年長者じゃなくてもお辞儀した方が良い。三、四、五の3つについては、その通りだなと思いました。
興味を持った理由は、最後の「ならぬことはならぬものです」
この言霊は好きです。
今後の情報
こらから参観できる行事
10月27日(土) 葛飾祭(文化祭)
11月17日(土) 全校参観日・道徳授業地区公開講座
また、毎月1回、生徒が運営するレストラン「かつろうキッチン(予約制)」と「菓子販売」があります。
詳しくは、ホームページをご覧ください。