新しい選択肢
2013年6月、手作り指輪専門店RINPLAで、独立起業しました。
宝飾業界を一度は離れましたが、手作り指輪の魅力と可能性に惚れ込み、手作り指輪で新しい宝飾の世界を創り広げたいと決意したのが独立の理由でした。
「見せる指輪から満たされる指輪へ」というテーマと、「家族」・「安らぎ」・「豊かさ」の3つのキーワード。
指輪選びについては、ブランドやデザインを重視する傾向にあり、たくさんの種類のデザインから、自分たちが一番似合うものを選ぶのが当たり前でした。でも、これは某有名雑誌などの情報に洗脳されて、自分たちが本来するべき選択を見失っているカップルは多いと感じました。
結婚するカップルの98%は結婚指輪を購入していますが、結婚指輪は愛の証にも関わらず、離婚率は減っていません。
もちろん、指輪選びが全てを解決するとは思いません。
ただ、3つのキーワードを満たす指輪かと言えば疑問です。
それまで100組以上の手作り指輪の実績から、新しい選択肢として加われば、現状を変えられる確信がありました。
2013年12月のころは、活動においてこのような考え方をしていました。
手作り指輪を広めたい
「普段、言えない想いを込めていわせてリングを贈ろう。」
これまで支えてきてくれた人へ、これからも一緒に過ごしていきたい人へ。
ありがとう。
愛している。
手作り指輪は、恋人や奥様やご主人そしてお子様。両親や親友や仲間。 あなたにとって大切な人へ贈る最高のギフトです。
「いわせてリング」は、婚約指輪や結婚指輪だけでなく、誰もが手作りをするきっかけにして欲しいという願いがありました。
2013年活動した結果痛感したことは、一人で手作り指輪を広めるには限界がある。。。
「(手作り指輪)もっと早く知っていたら作りたかったです。」
メディアや広告を使わないのは、理念をしっかりと伝えたいからです。
指輪とは。
手作りするとは。
正論では人には響かないと言われても、でも、正しいと思う道を選びたい。
《想いが伝わるいわせてリングを一緒に広めてくれる仲間を募集しています!!》
自分の周りにいる大切な方が、誕生日や結婚記念日、バレンタインデーなどに心を込めた特別なギフトを贈りたいという方へ
いわせてリングを一緒に広めていければと想っています!
基本料金を、現在の料金からさらに値下げします。※
成約の場合には、私から感謝の気持ち程度ですが、紹介料としてご用意してます。※
※現在、割引料金や御礼金は行っていません。
2014年の最初の頃は、「語れる指輪で満たされる」を理念に、全国民3人に1人が手作り指輪を認知してもらえるような活動を考えていました。
取り巻く環境の変化
今から2年前の2014年と現在2016年では、理念から違っています。
しかし、表現は違っても根底にある想いは変わるものではありません。
「家族」・「安らぎ」・「豊かさ」の3つのキーワードは、調和による平和、幸福感を意味します。
見せる指輪から満たされる指輪は、創造する楽しさ、制作する喜び、完成の感動を体験することで、身につける価値を感じてもらえます。
『正しいと思う道は選ぶが、正しくないと思う道は選ばない。』
それを少しづつ行動した2年だったと思います。
それまでの自分の中の固定概念を壊しては、新しい概念を創造する。
創造したものを制作する。その繰り返しで、本当にたくさんの固定概念があることに気づけた。
ただ、この2年でブライダルリングや手作り指輪専門店を取り巻く環境は大きく変化しています。
都内だけでも店舗数は増えていますし、ホームページのSEOを強化したり、メディアや広告に載せる店も増えました。
さらには、価格競争まで起こっています。
もしかしたら、3人に1人が手作り指輪を認知してもらえている時代になっているかもしれません。
宝飾業界を離れました理由は、今のやり方は自分の中では正しくないと判断したからです。
再度この世界に入ったのは、手作り指輪は正しいと判断したからです。
しかし、同じ手作り指輪でも、活動の理念や内容は全然違うし、正しいとは思えない。
自分で手作りする本当の目的、価値は見えるものではないから、それを伝えることはとても難しい。
しかし、それを丁寧に伝えること、しっかりと体験できる環境を整えることが、社会に貢献することになる。
ご縁で手作りされる方の何を応援するのか。どんな貢献ができるのか。
「(手作り指輪)もっと早く知っていたら、リンプラで作りたかったです。」
今年はこのような言葉を頂く機会があったが、全然嬉しくない。
むしろ、自分の選択で(メディアや広告など)活用していないので、本当に申し訳ない気持ちで一杯です。
手作りを物売りにするやり方は、正しくない。本当に許せない行為だと思っています。
2017年は外に向けて活動します
結局、自分にとって一番大切なものは、想いです。
想いがあったから、ここまで継続することができたと思っています。
また、手作りを選ぶ人も自分の想いを大切にしています。
今は、信頼できる手作りジュエリー職人もいます。
職人のいるジュエリー工房という自分の理想の環境を与えてもらっています。
また来年も、これ以上に手作り指輪の質が落ちていくのを、黙っては見ていられない。
2017年は、工房から外に足を向けて活動も増やしていきます。