自分たちで指輪を作る場合には、そもそも指輪にはどんな形状があるのかを知らないとわかりませんよね。
ここでは、基本的ないくつかのデザインの選び方をご紹介します。
カタチ9種類
- 甲丸
断面が半円のもの。また、かまぼこ型とも呼ぶ。
- 平打ち
断面が長方形のもの。
- 平甲丸
甲丸と平打ちが組み合わったもの。
- シノギ
断面が台形のもの。
- 逆甲丸
甲丸を上下逆さまにしたような形のもの。
- 山高甲丸
指輪の幅があまりない形に見られる山が高いもの。
- 剣腕
断面が三角形のもの。
- 丸
断面が真丸のもの。
- 月型甲丸
指輪の表面(トップ)にボリュームを持たせ、指輪の腕下(ボトム)に向けて段々細くなるカタチのもの。
テクスチャー
- 鏡面仕上げ
光沢のある状態
- 梨地(なしじ)/マット
「金剛砂」(ガーネットのごく小さな粒)の粒を、水と一緒に落とす方法。
- その他の梨地・マット
「ホーニング」(=サンドブラスター)と呼ばれる機械でガラスビーズや砂粒を吹き付け傷をつけたり、「梨地タガネ」と言われる特殊な工具で傷をつける方法。
- 槌目(つち目)
槌で打った跡の模様。「タガネ」で叩いて槌目をつけたり、ワックスを槌目状に削る事でつけられるテクスチャーで、表面がゴツゴツしたような形になり、光を乱反射させて微妙な輝きを出すことができます。日本の伝統的な彫金作品の中で多く用いられてきた技法で、手作り感を表現するのにも適しています。
- すじ目仕上げ(ヘアライン仕上げ)
「すじ目タガネ」や「紙やすり」で、細かな一方向の線を入れて仕上げたもの。
- 布目仕上げ(サテンタッチ、絹地仕上げ)
すじ目仕上げのアレンジで、「すじ目タガネ」などで細かな交差する線を入れて仕上げたもの。
- 木目仕上げ
ワックス段階で大きく、深い刻みの入ったもの。
- 溶かし
ワックスの段階で表面を溶かし、ジュエリーの表面が溶けたようなテクスチャーを表現します。
- 木肌、岩肌
岩や木の表面のように、ガサガサとした深めの不均等な荒しで、ワックスの段階で深めに彫りを入れたり、ひっかくようにして表面を荒らします。
- 皮革
オーストリッチやヘビ、ワニの模様。針などで線を浅く彫り、更にワックスの一部を溶かして表面を盛り上げたり、彫刻刀で削って施す場合もある。
ライン
- ストレート
シンプルで普段使いから傷つきにくい(傷が目立ちにくい)形状を望む方に人気です。
- S字(ウェーブ)
S字・ウェーブともに、その曲線によって優しい印象を与えるので、女性が好む傾向にありますが、指や関節が太い男性には、曲線によって和らぐ効果もあります。
- V字/U字
V字/U字は縦の切り込み具合で印象が変わります。
- X字
2本のリングを1ヵ所でクロスさせたようなデザインです。
幅と厚み
指輪の幅は、2㎜、3㎜、4㎜…と1㎜単位だと思っている方も多いのですが、手作りの場合は、2.1㎜、2.2㎜、2.3㎜…と言った感じで幅も厚みも自分の好みに合わせて自由自在です。
ご不明な点は、お気軽にお問合せください。
いかがでしたでしょうか?
写真がないので、イメージがしにくいかと思います。また、この他にも項目がありますので、ご不明な点は、お気軽にお問合せしていただくか、工房にてお待ちしております。