ローマ神話に出てくる指輪の物語を紹介します。
神々の王であるゼウス
ゼウスの息子であるヘラクレス
そして、今回のキーマン。人類を作った神のプロメテウス。
プロメテウスはゼウスからの命令で人間たちの像を作った。
その像に女神アテネが息を吹き込んで誕生したのが人類です。
自分が作った人間たちをプロメテウスは愛した。
ときに、神ゼウスの怒りに触ることもした。
しかし、ゼウスの目を欺いてはその行為を繰り返した。
ついに、ゼウスは完全に怒ってしまう。
プロメテウスをコーカサス山に鉄の鎖で繋ぎ、大鷲に彼の肝臓をついばせるという罰を与えた。しかし、不死の神である彼の肝臓はすぐに治癒してしまうので、死ぬことはできず苦痛の拷問だった。
それを知ったヘラクレスが、拷問を解放するようにゼウスを説得する。
交換条件として、プロメテウスに「ゼウスに対する絶対的な服従の誓い」
をたてさせた。奴隷と同じ意味合いをもつ全的な服従だった。
その証として、繋がれていた鉄の鎖を使って、指輪を作った。
指輪は、「隷従の誓いの証」としてはプロメテウスの指にはめられた。
これがギリシャ神話の指輪物語です。